平成30年度 関ブロ栃木大会

2018年6月15日-16日

平成30年の関ブロは、6月15日(金)と16日(土)に栃木県栃木市にて行われました。
昨今の建築業界の環境変化の中、今一度あえて立ち止まり、自分たちの足元・原点を見直そうといった意味で、大会テーマは『Re:』(原点回帰)を掲げ、盛大に開催されました。
会場となった栃木市も廃藩置県直後は、栃木県庁が置かれた地であり、また江戸時代には、市内を流れる巴波川の水運を利用して栄えた町で、今の当時の建物が残る風情のある街です。(実際に街歩きをしましたが、とても素敵な町でした・・・・)
私は、大会1日目の第1分科会の中で行われる「地域実践活動発表会(活動報告)」を聞くことを楽しみに参加しましたが、そこでは参加10都県の各建築士会が取り組んでいる地域実践活動について聞くことができ、どの都県も地域活動に積極的に取り組んでいることがうかがえました。

中でも埼玉県は、我々さいたま南支部の竹内宣行さんが発表者を務められ(発表のサポートは中野岳人さんが勤められました)、「スケッチで伝えたい建築の魅力・地域の魅力」と題し、浦和コミセン祭りで行われた、ストローハウス作成教室と建築スケッチ展示を合わせて、子どもたちに建築の魅力を伝えた活動や、寄居町すまい・街づくり交流展で行われた建築スケッチをもとにまち歩きマップを作成した活動、川越において、オーストラリア建築家が企画した建築観察ツアーにて、建築スケッチをもとに作成したまち歩きマップとともに街並みを案内した活動について発表されました。(『会誌「建築士」旅から旅絵』平成29年11月号と12月号に竹内宣行さんの書かれたスケッチと文章が掲載されています。みなさん是非ご覧ください。)
本年の関ブロは、埼玉大会となります。埼玉県秩父市にて、「建築よく/埼玉秩父に集う未来をつくる青年建築士」と題し6月21日(金)と22日(土)の2日間で開催されます。
みなさん是非ご参加ください。

文章 | 野溝茂

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