全国女性建築士連絡協議会(高知)参加報告
2018年7月28日-29日
2018年7月28日・29日に第28回全国女性建築士連絡協議会(高知)プログラム「未来へつなぐ居住環境づくり」~一周おくれで先頭に伝統こそ最先端~に参加してきました。
当支部からも参加者が数名おられ、さらにおそらく当支部から地方開催では初!!川田支部長と野溝副支部長の参加もあり、出発前から盛り上がりました。
会場は高知城に近い高知県立県民文化ホールで開催され、全国の女性建築士が集まり8つの分科会が開かれました。
ここ数年、至る所で自然災害が起きたことから、地域のさらには「人と人のつながり」をテーマにした社会全体で考えるべき深い内容の分科会が複数開かれました。
私が聴講したのは、大阪建築士会の分科会「歴史的建造物と建物再生」で、大阪の住吉に現存する蔵の研究発表で、江戸時代と商家暮らしと建築史を詳細に調査されたもので興味深い内容でした。
建築意匠の考察もされており、代表的な例では、関西の蔵の窓は片開きに対し関東の蔵の窓は両開きである等、皆さんお気づきでしたか?
私は大阪市出身で、住吉にあった建築事務所に勤めていながら、まったく知りませんでした(滝汗)
分科会の他、土佐といえば美味しいお酒とカツオのたたき!海がない埼玉県民にとって、本場のカツオのたたきは最高に新鮮でおいしゅうございました!(^^)!
空き時間に有志で景勝地と建築家・堀部安嗣設計の竹林寺の霊廟を散策。その存在は、山の緑に溶け込み、まったく違和感がなく霊験な佇まいの空間がありました。
文章 | 樋口順子