関ブロ埼玉大会参加報告

2019年6月20日-22日

令和元年度関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会埼玉大会が、昨年6月20日(木)から22日(土)までの3日間、埼玉県秩父市で開催されました。
大会テーマは、「建築よく」。建築を「よく」みて「よく」考え、さらに「よく」なるようなスキルを身につけて貰おうと、秩父神社社殿の彫刻「お元気三猿」の「よく見て、よく聞いて、よく話そう」にあやかって設定されました。
秩父開催ということで、秩父の自然環境や伝統的建造物にふれ、秩父夜祭のような賑やかな雰囲気のなかで、地元のグルメを楽しみ、会員・企業の懇親を深めつつ、盛りだくさんの企画を楽しむことが出来ました。
十都道府県の代表がしのぎを削る第一分科会では、埼玉代表畔上順平氏による「くむんだー」で「やま」と「まち」をつなぐんだー埼玉県産材を使った木組みのジャングルジムワークショップが、昨年の雪辱を果たし、みごと優勝を飾りました。
第二分科会では、「これからの建築材料」をテーマに、秩父にゆかりのある「セメント」、「木材」、「レンガ」の3つの素材の将来性についてグループ毎に熱く語り合いました。
最終日のエクスカーション(見学会)では、「レトロ建築とノスタルジーを求めて」をテーマとした秩父市内散策グループと、「舟下りと山登り」をテーマとした長瀞散策グループとに分かれ、秩父観光を満喫しました。
埼玉の建築文化の魅力を発信できた、すばらしい大会だったと確信しています。

追記
今回、当支部大野幹事が埼玉建築士会青年委員長としてこの大会をまとめ上げました。
また上記の第二分科会「レンガ」については当支部の竹内宣行氏(上記文章の寄稿者)が紙芝居形式で深谷レンガの特徴や歴史などを興味深く紹介し、同じく当支部の中野岳人氏がこれを(面白おかしく)補佐する形で発表を盛上げた結果、大変好評を博した分科会になったことをご報告させて頂きます。

文章 | 竹内宣行

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