
ストローハウス体験事業 南区ふるさとふれあいフェア
2017年11月4日 浦和競馬場
今ではこのフェアの名物ともなった当支部のストローハウスブースは、今年はメインの広場に場所を変え、過去最多だった昨年を上回る14,000本ものストローが使用され、大盛況となりました。
大作を作り上げ満足顔のお子さんの横で、どうやって電車で持ち帰ろうか悩んでいるお母さんや、子守のはずのお父さんの方が夢中になってしまっているなど、ほほえましい姿が今年も見られました。
図工が苦手だと言いながらも友達に促され渋々席に座ったある低学年のお子さんは、簡単な説明を聞いただけですぐに複雑な立体を作り始めました。
「本当に図工が苦手なの?」と何度も聞いてしまいましたが、本当に才能のある子でした。
この日ストローハウスに出会えたことで、あの子は少し図工にも自信が持てるようになったのではないでしょうか。
あの子が、例えばこの成功体験で建築士を志してくれて、将来さいたま南支部に入会して、今度はストローハウスを教える立場になったりしたらいいな、と帰路に心地よい疲労を感じながら考えていました。
文章 | 石井大